2014年11月05日

ビル・エヴァンス和声研究

ビル・エヴァンスの和声研究書は
輸入版で第1巻と第2巻がある。

今までは英語で読まなければ
いけなかったけれど、
ついに日本語版が出ましたよ。

しかし、まだ第1巻のみですが…。
第2巻も、ぜひ翻訳版を出してほしい。

The Harmony of Bill Evans
ハーモニー・オブ・ビル・エヴァンス
(CD付) 楽譜 – 2014/10/17





<内容紹介> Amazonより

ジャズミュージシャンとして
人気、実力とも突出したピアニスト、
ビル・エヴァンスの作品を研究した本書は、
ピアニストとして余りに有名な彼の作品を
取り上げて詳細に分析し、作品の巧みさと
その創意あふれる作曲家としての才能を
浮き彫りにしています。

この本を読んであらためて
ビル・エヴァンスを聴くときには、
その演奏ばかりでなく楽曲の素晴らしさに
新たな発見を導き、エヴァンスを
より深く知ることができるでしょう。

The Harmony of Bill Evans ハーモニー・オブ・ビル・エヴァンス(CD付)

■収録曲
Peri's Scope
Time Remembered
Funny Man
I Shiuld Care
I Fall in Love Too Easily
Twelve Tone Tune
How Deep Is the Osean
B Minor Walts
全8曲

     ☆

輸入版は、1992年に発売され、
その時から原書を持っていたけれど、
やっとやっと日本語で読めるなんて!

20数年間は長かったよな。

第2巻も原書は持っているけれど、
英語が読めないから「猫に小判」状態だ。

早く日本語で読みたいよなあ。
posted by テルさん at 02:25| Comment(0) | TrackBack(0) | エヴァンス技法の研究書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月08日

ビル・エヴァンスの対談CD

ビル・エヴァンスが対談しながら
ピアノを弾いてくれる珍しいCD。

マリアン・マクパートランド(ジャズ・ピアニスト)が、
ビル・エヴァンスにインタヴューしているCDだ。

もう廃盤だと思っていたけれど、
念のためアマゾンで調べてみた。

すると、あった!

日本盤で中古のCDが、約1万円!
今、アマゾンに2枚だけ出ている。
(2013.1.8、午前2時)

さらに調べると、何と輸入盤もあった!
しかも、しかも、こんな貴重なCDなのに
え〜〜、600円ちょっと!
(¥6,000じゃないぞ!)
送料を入れても
たった<¥1,000>ぐらいだ。
(業者によって値段がかなり違う)

私は、
かなり昔に買った日本盤を持っているのに
(あまりにも安いので)、
思わず今、輸入盤を注文してしまった。

このCDは、ずっと廃盤になっていて、
みんなが欲しくても手に入らない
大変に貴重なものだったんだ。

Marian Mcpartland's Piano Jazz
[Import, from US]
ビル・エヴァンス, Marian McPartland
形式: CD





エヴァンス・ファンは、ぜひ手に入れよう。
いや、ファンではなくても、
英語の楽しい勉強教材としても役に立つよ。

Marian Mcpartland's Piano Jazz

<曲目リスト>

1. Waltz For Debby
2. Conversation
3. All Of You
4. Conversation
5. All Of You
6. Conversation
7. In Your Own Sweet Way
8. Conversatoin / Demonstration
9. The Touch Of Your Lips
10. Conversation
11. Reflections In D
12. Conversation
13. The Days Of Wine And Roses
14. Conversation
15. This Is All I Ask
16. Conversation
17. While We're Young
18. Conversation
19. I Love You

こんなに沢山の曲目があるけれど、
対談しながらなので長い演奏ではない。
途中でマリアンがピアノを弾いたり、
とにかくとても楽しく対談している。

ジャズ・ピアノと英会話の勉強になって
こんな貴重なものは、なかなかないよ。
posted by テルさん at 02:17| Comment(0) | TrackBack(0) | CD、DVD紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月05日

ビル・エヴァンス譜8万円!

わずか24ページのエヴァンス譜が
何と<8万円>という話をしよう。

問題の楽譜は、これだ!

「Bill Evans Piano Solos」
[ペーパーバック]
Bill Evans,
Hal Leonard Publishing Corporation





これは表紙を変えた改訂版で
私が持っている初期のものは
別の表紙で1965年11月
に発売された輸入版なんだ。

つい最近まで
数千円で楽器店にあったので
持っている人も多いのでは?

1曲目が「Waltz For Debby」
のテーマ譜でアドリブはない。

収録曲は全6曲で、
わずか24ページの薄い曲集だ。

曲目と各曲のページ数は〜

Bill Evans Piano Solos

Waltz For Debby(5)
Interplay(2)
My Bells(2)
Fudgesicle Built For Four(4)
Time Remembered(2)
Very Early(4)

楽譜ページは、実質19ページ。
残りの5ページは〜
目次(1)
出版社名(1)
文章(2)
宣伝(1)
これが楽譜以外の5ページ分で
合計24ページになっている。

もう絶版になったのかな?
それでアマゾンで8万円以上の
値段が付いているんだね。

でも、
この6曲は他の曲集にもあるんだ。

例えば、
「ビル・エヴァンス作品集」には
オリジナル全曲が収録されている。

当然だけど、
この6曲も含まれていて
「Waltz For Debby」などは
もっと詳しい楽譜が多数ある。

つまり、
この楽譜はテーマのみだけれど、
テーマとアドリブ譜まである楽譜が
現在は何冊も出ているんだ。

でもね、1965年当時は、
エヴァンスのコピー譜なんてないから
これだけでも有難かった時代なんだ。

今は教材が豊富にあって良い時代だよね。
(本当は、
 自分でコピーした方が身に付くけどね)

でもね、
せっかくコピー譜が沢山出ていて
勉強時間がかなり短縮されるので、
上手く活用して進歩向上していこう。

24ページで8万円なら
今持っている3〜4倍のページ数のコピー譜は、
30万円前後ぐらいの価値があることになる。

そう考えると急に有難さが増してきて、
「よ〜し一生懸命勉強するぞ!」
という気になるでしょう?

「ならないかな?」

とにかく、
これからエヴァンス分析研究を
一生懸命にやろうではないか!
posted by テルさん at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ビル・エヴァンス・コピー譜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月01日

2013年おめでとう!

あけまして
おめでとうございます

今年もお互いに進歩向上していきましょう。

       ☆

昨日から続けている
記事両側に関係資料を集めて紹介する作業、
これから来る人が資料を探しやすくなった
と思いますので、嬉しいですね。

もっと早くからやるつもりだったのですが…。

もう少し準備作業は続きますが、
これでやっと分析する環境が整ってきたかな?
というところでしょうか。

いつもノンビリで申し訳ありませんが、
今年こそ
<ビル・エヴァンス分析研究>を
スタートさせたいな、と思っています。

よろしくお願いしますね。
posted by テルさん at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月31日

やっとやる気になったかな?

2012年も本日(31日)で最後です。

今日は、ブログ記事の両側に
エヴァンス関係の資料を加えてみました。

これで<エヴァンス研究ブログ>
らしくなったかな?と思っています。

これからは記事を充実させたいです。
posted by テルさん at 09:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月19日

ビル・エヴァンス分析(続き)

前回は、
ビル・エヴァンス分析で使う
教材(コピー譜)を紹介したが、
今回は
同じ演奏(テイク)を採譜した
別のコピー譜も紹介しておく。

まず1冊目は輸入版で、
(以前紹介したけれど)
「The Artistry of Bill Evans」





このコピー譜は全2巻で、
第1巻は表紙が黒で
第2巻は表紙が白い。

第2巻にある「枯葉」がCD
「ポートレイト・イン・ジャズ」
のモノラル演奏のコピー譜だ。

他の収録されている曲目は〜

The Artistry of Bill Evans Vol.2

<曲目>
Autumn Leaves
Here's That Rainy Day
I Should Care
Make Someone Happy
Spring is Here
The Touch of Your Lips
What Is This Thing Called Love?
What Kind of Fool Am I?

     ☆

もう1冊紹介しておく。

日本国内エヴァンス・コピー譜は
別テイク(ステレオの方)が多いが、
以下のものはモノラルのコピー譜だ。

ただし省略されているコーラスもあり。

「ビル・エヴァンスが弾きたくて」
 林 知行





テーマ後のベース・ソロ2コーラスと、
ラスト・テーマに入る前の1コーラスで、
エヴァンスがベースと対話的に弾いている
フレーズやコードなどが省略されている。

     ☆

前回紹介したコピー譜は
ピアノ・トリオ・スコアでしたが、
今回の2冊はピアノ・パートのみ。

同じ演奏のコピー譜でも
採譜した人によって違うので
私は、この3冊を見比べながら
分析していく予定ですが、
あなたは自由にして下さいね。
posted by テルさん at 02:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ビル・エヴァンス・コピー譜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月18日

ビル・エヴァンス・アドリブ研究

今回は
ビル・エヴァンス分析で使う教材
(コピー譜)を紹介しておこう。

以前ブログで紹介した輸入版で、
全4巻の第1巻に収録されている
「枯葉」から分析を開始する予定。

このシリーズは、すべて(4冊とも)
ピアノ・トリオ・スコアになっていて
ピアノ、ベース、ドラムのコピー譜。
(ドラム譜は期待しないでね)

CDを聴きながら
この楽譜を分析すると
ものすごく勉強になるので、
以前から分析したい、と思っていた。

エヴァンス, Bill
ビル・エヴァンス・トリオ
第1巻: 1959年-1961年
EVANS, Bill :Bill Evans Trio,
The, Vol.1 1959-1961
<曲目>
Alice in Wonderland
Autumn Leaves
(Les Feuilles Mortes)
How Deep is theOcean
(How High Is the Sky)
Nardis
Peri's Scope
Solar
Waltz for Debby
When I Fallin Love



The Bill Evans Trio: Featuring Transcriptions of Bill Evans-Piano), Scott Lafaro-Bass-And Paul Motian-Drums


このシリーズ全4巻は同じ表紙で
<VOL.1>と書いていないから
注意しなくてはいけない、
と以前書いたけれど、
最近のものは書いてあるようだ。

もう1つ注意することがある。

前回紹介したエヴァンスのCD
「ポートレイト・イン・ジャズ」には
「枯葉」が2曲収録されている。

日本国内エヴァンス・コピー譜の
ほとんどはステレオの方を取り上げている。
(例外あり。次回紹介予定)

今回紹介した輸入版コピー譜は
モノラル(別テイク)の方なので、
(当然だけれども)アドリブが違う。

これからコピー譜の分析をするけれど
国内のもの(例外あり)を見ていても、
説明が当てはまらないので注意。
(まったく別のアドリブなので…)

      ☆

この演奏(モノラル)のコピー譜は
他にもあるので次回紹介する予定だ。
posted by テルさん at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ビル・エヴァンス・コピー譜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月16日

ビル・エヴァンス・アドリブ分析(準備)

「ビル・エヴァンス・アドリブ分析」を
近い内に開始する予定です。

エヴァンス代表作(CD)の
「ポートレイト・イン・ジャズ」
に収録されている曲から分析する予定。

「ポートレイト・イン・ジャズ+1」
[Limited Edition]
ビル・エヴァンス





ジャズ・ピアノ学習者なら、
いやジャズ・ファンでも、
このCDは持っていますよね。

名盤中の名盤ですからね。

久し振りに取り出して
聞いておいて下さいね。

ポートレイト・イン・ジャズ+1

<曲目リスト>
1. 降っても晴れても
2. 枯葉 (テイク1)
3. 枯葉 (テイク2) (MONO)
4. ウィッチクラフト
5. ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ
6. ペリズ・スコープ
7. 恋とは何でしょう?
8. スプリング・イズ・ヒア
9. いつか王子様が
10. ブルー・イン・グリーン (テイク3)
11. ブルー・イン・グリーン (テイク2)
   (MONO) (ボーナス・トラック)
posted by テルさん at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | CD、DVD紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月05日

ビル・エヴァンス増補新版

ビル・エヴァンス関係の本が出た。

増補新版 ビル・エヴァンス
(文藝別冊/KAWADE夢ムック) [ムック]

増補新版というのは、
2001年2月に出た同じ出版社の本
「ビル・エヴァンス」(215ページ)
に記事を加えたもの。
(今回は、231ページ)

エヴァンス・ファンなら手に入れておこう。





増補新版 ビル・エヴァンス (文藝別冊/KAWADE夢ムック)

<内容紹介> Amazonより

ジャズCDで最も売れた
『ワルツ・フォー・デビー』
のピアニストの、
その全貌に多角的に迫る。

増補は、菊地成孔関連。
完全CD案内付き。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

こちらは古い方の資料。
古本でしか手に入らないので
増補新版を手に入れた方がいい。





ビル・エヴァンス―総特集 (KAWADE夢ムック)

内容(「MARC」データベースより)

ジャズピアニストの
ビル・エヴァンスを特集。
エヴァンスへのインタビュー記事、
寺島靖国×後藤雅洋の対談、
50年代からその死までの
各時期のエヴァンス、
CDディスコグラフィー、
略年譜等を収録。
『文芸』別冊。

登録情報
ムック: 215ページ
出版社: 河出書房新社 (2001/02)
posted by テルさん at 04:54| Comment(0) | TrackBack(0) | エヴァンス関連の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月18日

エヴァンスCD案内書

今回は、エヴァンスのCD案内書を紹介しよう。

「ビル・エヴァンスを知る名盤50選」
[単行本]
中山 康樹 (著)

<内容紹介> アマゾンより

クラシック音楽に影響を受けつつ、
抜群のアレンジ力と優美なピアノタッチで
今なお絶大な人気を誇る
白人ジャズ・ピアニスト、ビル・エヴァンス。

本書は彼の没後30年を記念して、
「ワルツ・フォー・デビィ」や「枯葉」等の
数々の名曲誕生の知られざる物語を
新資料によって掘り下げるとともに、
その数奇な生涯とジャズの歴史をたどる。




ビル・エヴァンスを知る名盤50選


内容(「BOOK」データベースより)

さまざまな局面を持ったその音楽と
人生の変遷を、
50枚のアルバムを手がかりに
克明に追った必読の書。

<目次>

第1部

青春時代から
ファースト・トリオの栄光と終焉まで
(ヴェリー・アーリー・ヴォリューム1
ジャズ・ワークショップ/ジョージ・ラッセル ほか)

第2部

飽くなき挑戦と
セカンド・トリオの時代
(アンダーカレント
ハウ・マイ・ハート・シングス ほか)

第3部

エレクトリック・エヴァンスの新たな世界
(ザ・ビル・エヴァンス・アルバム
リヴィング・タイム ほか)

第4部

ザ・ラスト・トリオと終わりなき音楽
(アイ・ウィル・セイ・グッドバイ
ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング ほか)
posted by テルさん at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | エヴァンス関連の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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